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私史

しし
名詞頻度ランク #27476 · 青空 1
1
標準
non-official history
文例 · 用例
四十一歳で死んだというが、鳥取藩私史と渡辺家記とから考えると後まで城内深く留めておいたものらしい。
直木三十五 鍵屋の辻 青空文庫
見よやわが十指は晶結し背にくりいむは瀧とながるるごとししきりに掌をもつて金屬の女を研ぎ胴體をもつてちひさなる十字を追へば樹木はいつさいに※轉し都は左にはげしく傾倒す。
萩原朔太郎 受難日 青空文庫
慌ててゐたので少ししか開かなかつた格子戸を、からだを横にして出る時に、女の顔が見えた。
中原中也 我が生活 青空文庫
金谷の隧道長くて灯を点したる、これは昔蛇の住みし穴かと云いししれ者の事など思い出す。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
大勢で車座に坐って茶碗でも石塊でも順々に手渡しして行く。
寺田寅彦 追憶の冬夜 青空文庫
それで麻酔なしでこの出血のはなはだしし手術を遂行したが、おしまいまでいっこうに平気で苦痛の顔色を示さなかった。
寺田寅彦 追憶の医師達 青空文庫
九合半のしし岩は、両あごを突きだした形をしていたが、震災のため下あごがもぎ取られて、落ちてしまったという。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
俺たちと話ししてりゃ片っ端から跟けられるに決まってらあね」「だから、お前は一体何だ、と聞いてるんだよ」「俺かい?
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
作例 · 標準
正史には記録されていない隠れたエピソードが、この私史には克明に記されている。
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「個人の日記のような私史こそ、当時の生活感を知るための第一級の資料だ」と学者が主張した。
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彼は一族の誇りを守るため、独自の私史を書き残すことに心血を注いだ。
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