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不得要領

ふとくようりょう
形容動詞名詞
1
標準
vague
文例 · 用例
結局こんな、不得要領の原稿が出來て、Nさんには、お氣の毒でならない。
太宰治 大恩は語らず 青空文庫
空梅雨に代表的な天気で、今にも降り出しそうな空が不得要領に晴れ、太陽が照りつけるというよりはむしろ空気自身が白っぽく光り輝いているような天候であった。
寺田寅彦 ゴルフ随行記 青空文庫
それでやっと述べ得た事すらも多くは平凡でなければ不得要領であったり独り合点に終っているかもしれない。
寺田寅彦 津田青楓君の画と南画の芸術的価値 青空文庫
詮議はすべて不得要領に終つた。
お文の魂 半七捕物帳 青空文庫
色彩や形態に関するあらゆる抽象的な概念や言葉を標準にして比較すれば造花と生花の外形上の区別は非常に困難な不得要領なものになってしまう。
寺田寅彦 病室の花 青空文庫
これに対する自分の答えはいつも不得要領に終わるほかはなかった。
寺田寅彦 読書の今昔 青空文庫
彼が不得要領の申立をすれば為るほど、疑惑の眼はいよいよ彼の上に注がれて、係官は厳重に取調を続行した。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
それで、父に死別れたのは二十の時で、僕は神經衰弱になるし、不得要領の中に、一年と云ふ長い月日を滅茶苦茶の中に送つて了つて、そして二十一二の春ころまでは、書くでもなく、書かぬでもなく、貸してあつた金を取つたり、家財を賣つたり、誠に混沌たる生活をした。
三島霜川 自傳 青空文庫
作例 · 標準
彼の説明は不得要領で、何が言いたいのかさっぱり分からなかった。
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得体の知れない組織からの手紙は、内容が不得要領だった
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「君の報告書、ちょっと不得要領だよ。もっと具体的に書いて。」
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