妖怪変化
ようかいへんげ
名詞
標準
monstrous apparition
文例 · 用例
科学は妖怪変化と共に、月の詩情を奪つてしまつた。
— 萩原朔太郎 『月の詩情』 青空文庫
魔とも、妖怪変化とも、もしこれが通魔なら、あの火をしめす宮奴が気絶をしないで堪えるものか。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
探偵小説と貼紙をした古|屑籠の蓋を取ってみると、怪奇、冒険、ユーモア、ナンセンス、変態心理といったような読物の妖怪変化が、ウジャウジャと押し合いへし合いながら巣喰っている。
— 夢野久作 『探偵小説の正体』 青空文庫
世にいわゆる妖怪変化の類は、すべてこれ鬼神力の具体的現前に外ならぬ。
— 泉鏡花 『おばけずきのいわれ少々と処女作』 青空文庫
しからざれば、妖怪変化豈得てかくのごとく活躍せんや。
— 泉鏡花 『遠野の奇聞』 青空文庫
すべての想像に画のようなはっきりとした輪廓をもたせないではおかなかったこの芸術家は、絶えず幻想を娯み、また幻想に悩まされていたのではあるまいかと疑われるほど、妖怪変化について多くの記述と絵画とを遺している。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
まるで、妖怪変化にでも化かされているようじゃねえか」 けげんな顔をしながら舟龕燈をさしつけて、じっとうち倒れている怪人の姿を見調べていましたが、とっぜん意外なことをでも発見したかのごとく、おどろいて叫びました。
— 足のある幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
あの声はどうしても妖怪変化の声とは考えられなかった。
— 幻の人力車 『世界怪談名作集』 青空文庫
作例 · 標準
夜の帳が下りる頃、森の奥から妖怪変化が現れたという噂が広まった。
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彼は妖怪変化を恐れず、勇敢にも一人で退治に向かった。
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昔話には、様々な姿に変わる妖怪変化の物語が多く存在する。
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