息を切る
いきをきる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to gasp for air
文例 · 用例
打って打って打ちのめしつつ、息を切る)ああ、切ない、苦しい。
— 泉鏡花 『山吹』 青空文庫
それを傍の棒杭に掴ってやっと身体を支え、ハアハア息を切るのだった。
— 海野十三 『西湖の屍人』 青空文庫
黒みがかった唇を少し開き、激しく息を切る、口の中は暗い穴のように見えた。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
」 眼鏡を上下に揺すって、部長は笑って、笑って、馬のように息を切ると、やっと口を閉じた。
— 矢田津世子 『罠を跳び越える女』 青空文庫
」 男は我にかえったように、太い息を切ると涙をふりちぎって、別れと云う言葉の持つ淋しい言葉に涙を流して私を抱こうとしている。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
」 男は我にかえったように、太い息を切ると涙をふきちぎって、別れと云う言葉の持つ一種淋しいセンチメンタルに、サメザメと涙を流して私を抱こうとする。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫
歩くと、はあはあ息を切るから、それが肺の活動を大きくしていけないのであろうか。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
ごうと吹き募る風がぱっと息を切る度に、吹き飛ばされまいとして風の来る方へ寄り懸り気味に歩いている体は、はずみを食ってヨロヨロとのめり出す、おのずと息がはずんで体が汗ばんで来る。
— 木暮理太郎 『秩父宮殿下に侍して槍ヶ岳へ』 青空文庫
作例 · 標準
ゴール直前、トップランナーはゴールテープを切るために最後の力を振り絞り、荒い息を切っていた。
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急な坂道を登りきると、ハイカーたちは疲労で息を切らし、景色を眺める余裕もなかった。
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「ああっ、待ってー!」と叫びながらバスを追いかけたが、追いつけず、交差点の角で一人、息を切っていた。
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突然の大きな音に驚き、彼は数秒間、声も出せずに息を切った。
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