何時に無い
いつにない
形容詞
標準
unusual
文例 · 用例
栄一は父が何時に無い用事があるなどと云ふから不審で堪らなかつた。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
「あんな女の子がほしいわねえ」と妻がいつにない事を言う。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
けれどもいつにないまじめくさった顔つきをして頭を横に振った。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
私も言いようがないから黙っていますと、お俊もいつものおしゃべりに似ず黙っているのでございます、蚊帳の中から透して見ると、薄暗い洋燈の光が房々とした髪から横顔にかけてぽーッとしています、それに蒸し暑いのでダラリとした様子がいつにないなまめかしいように私は思ったのでございます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
おじいさんは肱枕をして寝てみたり、いつにない夜延をしたり。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
一事が万事、なるほど昇給に取り残されるのも無理はないと悲しくわかり、その旨あの人にきつく言うと、あの人は、そんなことまでいちいち気をつけて偉くならんといかんのか、といつにない怖い顔をして私をにらみつけた。
— 織田作之助 『天衣無縫』 青空文庫
ゆうべ、おれに、いつにないやさしい口調で、あなたも今月はずいぶん、お仕事をなさいましたし、気休めにどこか田舎へ遊びにいらっしゃい。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
細君はいつにない主人が余りの未練さをやや訝りながら、「あなたはまあどうなすったのです、今日に限って男らしくも無いじゃありませんか。
— 幸田露伴 『太郎坊』 青空文庫
作例 · 標準
何時に無い厳しい顔つきで父がリビングに入ってきたので、思わず背筋を伸ばして居住まいを正した。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
彼女から何時に無い長文のメッセージが届いたから、何か深刻な悩みでも抱えているのかもしれない。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
今日の彼は何時に無いほど口数が少なく、コーヒーも飲まずにずっと窓の外を見つめていた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview