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雲月

うんげつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
その伯父は目下奇術師で、朝野の紳士を散々飜弄した揚句、行衛を晦ましている毒婦、雲月斎|玉兎女史とくっ付き合って、目下、銀座のどこかで素晴らしい人肉売買をやっている事を私はチャント知っている。
夢野久作 冥土行進曲 青空文庫
伯父がズット以前から雲月斎玉兎女史の隠れたる後援者であった関係から、この残忍悪辣な工作は二人の共謀の仕事と疑えば疑えたのであるが、その当時、弟はまだ幼稚かったし、感付いていたのは私一人だったから証拠らしいものは何一つ残っていない。
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二階のお母さんていうのは雲月斎玉兎っていう奇麗な人だろう」「イイエ。
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事務室に居るという雲月斎玉兎女史こと、本名須婆田ウノ子を逃さないためだ。
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大暖炉の横の紫檀の台の上に両手をブラ下げて天を仰いだ裸体の少年像(後から聞いたところによるとこれはロダンの傑作の青銅像で雲月斎玉兎女史の巴里土産であったという)がタッタ一つ立っているきりである。
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雲月斎玉兎女史一流の手品で逃げられてしまったのだ。
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帽子を冠る時に女の髪の臭いがプーンとしたので、これはあの毒婦雲月斎の変装用だなと気が付いた。
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その兇漢は、混雑に紛れて同カフェーの二階に馳上り、二階事務室に潜んでいたスパダ氏の情人、有名な雲月斎玉兎女史を刺殺して地下道から逃亡しました。
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