極安
ごくやす
名詞
標準
文例 · 用例
それによれば、何等の機縁が有ったのでも無く、我児が一人で世に立って行かれるようになったので、予ての心願に任せて至極安穏に、時至って瓜が蔕から離れるが如く俗世界からコロリと滑り出して後生願い一方の人となったのであろう。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
この年に脱サラして、椎名尭慶は極安コンピューターの提供を目指してソードを設立した。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
それを聞きつけたのが、その頃丹後宮津の城主であつた京極安知でした。
— 薄田泣菫 『利休と遠州』 青空文庫
この人は京極安知よりも、人間が少し賢く生れてゐましたから、頭から拒ねつけないで、金二駄ならば相談に乗つてもいいと答へたのです。
— 薄田泣菫 『利休と遠州』 青空文庫
京極安知は、気のくさくさするときには、いつも雲山を二重箱の中から取り出しました。
— 薄田泣菫 『利休と遠州』 青空文庫
今の持主の京極安知が彼に相談したことを思ひ出しました。
— 薄田泣菫 『利休と遠州』 青空文庫
春葉氏の説によると、結婚後一二年で直ぐ出来るやうな、極安手な早上りは別として、少し遅い子供は七年目とか十三年目とかちやんと年期を追うて出来るものなのださうだ。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
博多の店に二三軒中等物の約束があり、又田舎からも極安ものを二百でも三百でも出来るだけドッサリ頼んで参ります。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫