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神祖

しんそ
名詞
1
標準
文例 · 用例
駅長の家に神祖陣営の図を蔵む。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
此所神祖|御榻の迹なり。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
当時石田の意は青野原にて決戦と謀しを、神祖不意に此処に出て三方の山に軍陣を列し、関が原へ西軍を包がごとく謀りし故西軍大に敗せりといふ。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
神祖家康公が高天神城を攻めた時の如く、兵糧攻めに如くはない」 と云いも終らず、戸田氏鉄は、「然らば糧尽くるを待とう」 と云った。
菊池寛 島原の乱 青空文庫
今日となってはもはやこのほかに見込みがない、神祖(東照宮のこと)以来の鴻業を一朝に廃滅するは先霊に対しても恐れ入る次第であるが、畢竟天下を治め宸襟を安んじ奉るこそ神祖の盛業を継述するものである、と、慶喜に言われても、多数の有司は異議をいだいてなかなか容易に納まらない。
第一部下 夜明け前 青空文庫
その事は神祖の神慮にも適うであろう。
第一部下 夜明け前 青空文庫
神祖は天下の安からんがために政権を執ったもので、天下の政権を私せられたのではない。
第一部下 夜明け前 青空文庫
徳川氏と存亡を共にする以外に、この際、情誼のあるべきはずがないと主張し、神祖の鴻恩も忘れるような不忠不義の輩はよろしく幽閉せしむべしとまで極言するものもある。
第二部上 夜明け前 青空文庫