唐人
からびと
名詞
標準
Chinese person
文例 · 用例
なんだ唐人の寐言みたいだ。
— 中原中也 『私の事』 青空文庫
己あ其樣に唐人言葉は知らねえ日本人なら日本の言葉で言へ、恁う最う少し胸の透く樣な文句を利いた者だぜ』痛罵しえて意氣昂然たり。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
東夷南蛮の類であり、毛唐人の仲間である。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
時には庇ばかりで屋根のない家に唐人のような漱石先生が居る事もある。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
不思議なことには、このドイツ語で紹介された老子はもはや薄汚い唐人服を着たにがにがとこわい顔をした貧血老人ではなくて、さっぱりとした明るい色の背広に暖かそうなオーバーを着た童顔でブロンドのドイツ人である。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
七味唐辛子を売り歩く男で、頭には高くとがった円錐形の帽子をかぶり、身にはまっかな唐人服をまとい、そうしてほとんど等身大の唐辛子の形をした張り抜きをひもで肩につるして小わきにかかえ、そうして「トーン、トーオン、トンガシノコ」と四拍子の簡単な旋律を少しぼやけた中空なバリトンで歌い歩くのがいた。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
「唐人お吉」にしても同様であった。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
唐人の阿魔なんぞに惚れられやあがって、この合の子め、手前、何だとか、彼だとかいうけれどな、南京に惚れられたもんだから、それで支那の介抱をしたり、贔負をしたりして、内幕を知っててもいわねえんじゃあねえか。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の日本画には、唐人の姿が異国情緒豊かに描かれているものが多い。
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博多祇園山笠の飾り山には、しばしば唐子(からこ)と呼ばれる唐人の子供の姿が見られる。
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古い文献を読むと、遠くからやってきた中国人商人を「唐人」と記している箇所がある。
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長崎の唐人屋敷は、江戸時代に中国からの貿易商が滞在した場所だ。
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