蓮の実
はすのみ
表現名詞
標準
lotus seed
文例 · 用例
白鷺はまじろがず、日をあさり、おのれ啼くなり、幽かなり、脚のひとつに蓮の実を超えて立つなり。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
註 多摩川のほとりには梨畑多し蓮の実唐画夏はよし、君が水のべ。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
白き蓮半ばくづれて、かはせみのねらひ澄ますと、早や、そよぐ蓮の実の蕋。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
私はまた蓮の実型の撒水器の下に立って、頭からさんさんと水を浴びた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
年はもう四十あまりの小づくりな痩法師で、白の着付けに鼠の腰ごろもを無雑作にくるくるとまき付けて、手には小さい蓮の実の珠数を持っていた。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
そして過去も未来も持たない人のように、池の端につくねんと突っ立ったまま、池の中の蓮の実の一つに目を定めて、身動きもせずに小半時立ち尽くしていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
蓮の実を売る地蔵盆の頃になると、白い綿のような物の着いている小さい羽虫が町を飛ぶのが怖ろしく淋しいものであった。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
――家鴨の足と、蓮の実と、豚の油と、筍と。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
作例 · 標準
蓮の実が入った中華粥は、体に優しい味わいだ。
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乾燥させた蓮の実を、お茶に入れて飲む習慣がある。
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蓮の実を甘く煮詰めて、和菓子の材料にする。
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