独伊
どくい
名詞
標準
文例 · 用例
トドハンタアといへば、名高い数学者で、加之に語学の達人で、希臘、羅甸はいふに及ばず、英仏独伊露の現代語から、ヘブリウ、アラビヤ、ペルシヤ、サンスクリツトの東洋語にも通じてゐた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
日独伊防共協定も、これが終幕である。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
わがイギリス軍と独伊枢軸側との戦闘は、フランス戦線をめぐって猛烈を極めているとの記事で充満していた。
— 海野十三 『英本土上陸戦の前夜』 青空文庫
又洋書の欠を補う「西洋事情研究会」というのが出来、これは独伊を中心の由。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
五月末に独伊軍事同盟が結ばれ、三ヵ月のちの八月には独ソ不可侵条約を締結した。
— 宮本百合子 『私の信条』 青空文庫
日独伊防共協定が調印されて、国民精神総動員中央連盟が結成された。
— 宮本百合子 『あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)』 青空文庫
もう一人の花房は、一週間以前『鉢の木』へ藤沢と一しょに来た黒のソフトで、英仏独伊の四箇国語のほかにも、希臘語や羅甸語の心得があると云う、非凡な語学通で通っていた。
— 芥川龍之介 『路上』 青空文庫
そうしてこれまた Hanabusa と署名のある英仏独伊希臘羅甸の書物が、時々|本郷通の古本屋に並んでいるので、とうから名前だけは俊助も承知している青年だった。
— 芥川龍之介 『路上』 青空文庫