慇懃無礼
いんぎんぶれい
形容動詞名詞
標準
superficially polite but actually rude
文例 · 用例
とはいえ、それでも口調はいつもの慇懃無礼。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
元牧師のウィリアムソンは我々に対し慇懃無礼なお辞儀をし、ごろつきウッドリは勝ち誇ったようにげびた笑いを放ちながらやってくる。
— THE ADVENTURE OF THE SOLITARY CYCLIST 『自転車乗りの影』 青空文庫
しかも、同情という性質の直感も持っていたので、常日頃から嫌っているおタマのかなり慇懃無礼な態度からすると、望むようにはことは運ばないのではないかと訝しんだ。
— RED BRIDAL 『赤い婚礼』 青空文庫
親切の押売り、馬鹿遠慮、責任感の誇示、愛国心の宣伝、矜持と面子との履き違ひ、厳粛と真面目の混合、慇懃無礼、などがすぐに頭に浮ぶ。
— ――宛名のない手紙―― 『日本人とは?』 青空文庫
「今日は、とりこんでおりますから、失礼ですが、おひきとりねがえませんか……いずれまた」 おきまりの慇懃無礼で、空々しい愛想笑いをしながら、追いだしにかかった。
— 久生十蘭 『蝶の絵』 青空文庫
仏頂面の名誉次官がムーアに用件を尋ねるさまは、これ以上の慇懃無礼ができるかというほどだ。
— THE ROMANCE OF THE SECRET SERVICE FUND 『諜報部秘話』 青空文庫
普段は慇懃無礼に振る舞い、仲間内と距離を保ち、あれこれ詮索されないようにしていた。
— THE MASTER CRIMINAL 『悪の帝王』 青空文庫
作例 · 標準
その店員の慇懃無礼な態度に、私は思わず眉をひそめた。
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彼は慇懃無礼な言い方で、私を遠回しに批判した。
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表面上は丁寧だが、その言葉の端々から慇懃無礼さが滲み出ていた。
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