供揃い
ともぞろい
名詞
標準
accompaniment by a full retinue of attendants (e.g. in a daimyo's procession)
文例 · 用例
ではよいよい、気ままにいたせ」 雀躍として京弥が供揃いの用意を整えて参りましたので、退屈男は直ちに駕籠を呉服橋の北町御番所めざして打たせることになりました。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
駕籠そのものは、高々二三万石位の小大名らしい化粧駕籠というだけの事でしたから、一向に何も不審なところはなかったが、強く退屈男の注意を惹いたのは、その供揃いの者達のいぶかしい足どりです。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
千二百石直参旗本の格式通り供揃いせい!
— 幽霊を買った退屈男 『旗本退屈男 第十話』 青空文庫
と――案の定、それまで供揃いもいかめしく、練りに練ってやって来た行列先のお徒士頭らしい一人が、早くも源七郎|君の釣り姿をみとめて、慌てふためきながら君公の乗物近くへ駈け戻っていったかと見ると、ぴたりと駕籠がとまって、倉皇としながら道中駕籠の中から降り立ったのは、一見して大藩の太守と覚しき主侯です。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
「供揃いさせい」「整えおきまして厶ります」「人数増やしたのではあるまいな」「いえ、万が一、いや、いずれに致せ多いがよろしかろうと存じまして、屈強の者|選りすぐり、二十名程増やしまして厶ります」「要らぬ。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
供揃いはたった十人。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
お母様さえなみの人で、今日までご存命なすったら、こんなみじめを見るんじゃあない、それこそ本当にお姫様で、外へ出るにも供揃い、駕籠に乗って行かれるのに……」「そいつもなみの駕籠じゃあねえ。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
同じ月のある日のこと、朱舜水屋敷から二挺の駕籠が供揃い質素にかつぎ出された。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
作例 · 標準
時代祭では、当時の豪華な供揃いを再現した行列を間近で見ることができる。
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公家たちの供揃いは、武士の行列とはまた違った優雅な趣があった。
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婚礼の儀のために整えられた供揃いの列が、ゆっくりと村の道を進んでいった。
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