胸がすく
むねがすく
表現動詞-五段-カ行
標準
to feel relieved
文例 · 用例
その先生の態度がいかにも無邪気で、ちっとも威張らず気取らないのが実に愉快で胸がすくようであった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
泣いたのと暴れたので幾干か胸がすくと共に、次第に疲れて來たので、いつか其處に臥てしまひ、自分は蒼々たる大空を見上げて居ると、川瀬の音が淙々として聞える。
— 国木田独歩 『畫の悲み』 青空文庫
泣いたのと暴れたので幾干か胸がすくと共に、次第に疲れて来たので、いつか其処に臥てしまい、自分は蒼々たる大空を見上げていると、川瀬の音が淙々として聞える。
— 国木田独歩 『画の悲み』 青空文庫
あの魯鈍な機械に比べて「ベルリーン」に映出される本物の機械の美しさは、実に見ていて胸がすくようである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
口が達者で図々しく、反省するところも何も無い奴には、ものも言いたくないし、いきなり鮮やかな背負投げ一本くらわせて、そいつのからだを大きく宙に一廻転させ、どたん、ぎゃっという物音を背後に聞いて悠然と引上げるという光景は、想像してさえ胸がすくのである。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
草花に埋つて蜜蜂のやうに飽くことを知らずに香気に咽んでゐたならば――そこまでは話になるが、想つても私は胸がすくのであるが、と云ふのは、さぞ綺麗に、この歯の浮く病ひが治るだらう!
— 牧野信一 『趣味に関して』 青空文庫
その時彼等二人がいかに乱心しただろうか、自分は考えるだに胸がすくような気がする。
— コナン・ドイル 『臨時急行列車の紛失』 青空文庫
さらりと胸がすくと、わざとではなかったが、何となく無愛想にあしらったのが、ここで大いに気の毒になったので。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
作例 · 標準
正義の味方が悪党を一網打尽にする映画を見て、胸がすくような思いをした。
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長年の誤解がようやく解けて、ようやく胸がすく思いで眠りにつけた。
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彼女のズバッと言い切る潔い態度は、見ているこちらの胸がすく。
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