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竿釣り

さおづり
名詞
1
標準
文例 · 用例
誑されるやうにして誑し、一気に引かけて、又慣らしながら、ためつゆるめつ争ふところに、竿釣りの焦点がある。
佐藤惣之助 夏と魚 青空文庫
そして更にテクニツクから見れば「手釣り」と「竿釣り」がある。
佐藤惣之助 日本の釣技 青空文庫
アジ釣りは、よいことに竿釣りでなく手釣りであるので、いくら暑くても陽よけができる。
三遊亭金馬 江戸前の釣り 青空文庫
そうして毎日出て本所から直ぐ鼻の先の大川の永代の上あたりで以て釣っていては興も尽きるわけですから、話中の人は、川の脈釣でなく海の竿釣をたのしみました。
幸田露伴 幻談 青空文庫
竿釣にも色々ありまして、明治の末頃はハタキなんぞという釣もありました。
幸田露伴 幻談 青空文庫
職員室の窓が開いて、細い竿釣が一間許り外に出てゐる。
石川啄木 鳥影 青空文庫
宿の横の、土管焼の井筒が半分往来へ跨がった井戸傍で、私はそこに投りだしたブリキの金盥へ竿釣瓶の水を汲みこんで、さて顔を洗いながら朝飯の当を考えた。
小栗風葉 世間師 青空文庫
十二月から翌年の二月へかけて、伊豆方面のブリ、ブダイ、イズスミ、クシロなぞの竿釣が行われ、初夏にはクロダイ、夏にはメイジダイ、ヒラマサ、秋も略同様なものが、三間から四五間の長竿で釣れるのであるから、近代の釣人がその強引にあこがれて、遠く出釣するのも無理はない。
佐藤惣之助 荒磯の興味 青空文庫