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人っ子

ひとっこ
名詞
1
標準
person
文例 · 用例
東京の高輪の方に位したその屋敷町の往還は常から人通りが少なかったが、風がだんだん吹き募りながら夜に入ってからは人っ子一人通らなかった。
梶井基次郎 不幸 青空文庫
今までは海岸の砂の上にも水の中にも、朝から晩まで、沢山の人が集って来て、砂山からでも見ていると、あんなに大勢な人間が一たい何所から出て来たのだろうと不思議に思えるほどですが、九月にはいってから三日目になるその日には、見わたすかぎり砂浜の何所にも人っ子一人いませんでした。
有島武郎 溺れかけた兄妹 青空文庫
人っ子一人いやしない。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
深夜、人っ子ひとり通らぬ街路を、吹雪だけが轟々の音を立て白く渦巻き荒れ狂い、私は肩をすぼめ、からだを斜めにして停車場へ急いだ。
太宰治 善蔵を思う 青空文庫
やがて荒倉の麓へ来たので、自転車をおりて、それを押し押しあがって往ったが、暗くはなるし人っ子一人通らないのでひどく淋しかった。
田中貢太郎 朝倉一五〇 青空文庫
左右は麦畑のひくい岡で、人っ子ひとりおりません。
新美南吉 のら犬 青空文庫
そこで僕は二階に上ってみましたが、ひとけのない空っぽの部屋がふたつあるだけで、家じゅうどこにも、人っ子ひとりいません。
THE YELLOW FACE 土色の顔 青空文庫
」「人っ子一人、犬ころもいやしませんよ。
A STUDY IN SCARLET 緋のエチュード 青空文庫
作例 · 標準
この時間帯に、こんな山奥で人っ子一人いないのは当然だ。
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夜の遊園地には、人っ子がいなくて不気味だった。
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こんな秘境には、昔から人っ子の姿を見たことがないという。
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