胛
かいがね
名詞
標準
shoulder blade
文例 · 用例
纖弱い肩胛骨は彫刻にも效果のある者である。
— 木下杢太郎 『京阪聞見録』 青空文庫
鳶よ、黝朱と金と、なんと豊かな肩胛骨、色めく翼のつけね。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
贄卓、花形の燭臺、そのほかの飾をば肩胛、脊椎などにて細工したり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
右の手くびの一部分もだいぶ擦りむけていて、背中一面も同様であったが、ことに肩胛骨のあたりがひどかった。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
最近はすこし慣れたが、それでも、肩胛骨に押しつけられる柔らかさを意識しなくなったわけではない。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
背中の下で、肩胛骨を突いているものの正体をたしかめようと、慶一は肩をもちあげ、右手でさぐった。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫
それから、医師の検案書によると、後頭部と肩胛骨の部分とにひどい打撲傷があるばかりで、火器や刃物の傷痕もなければ毒殺の形跡もまったくないというのです。
— 合作の二 『五階の窓』 青空文庫
だいいち、あの死体の打撲傷は後頭部と肩胛骨と二カ所しかありません。
— 合作の二 『五階の窓』 青空文庫