しな垂れる
しなだれる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to droop
文例 · 用例
根曲り竹も、楊の根も、樅の肌も、はた長くしな垂れるサルオガセも、その柔嫩の手に、一旦は、撫でられぬものはない。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
しなだれるんじゃない、媚びるんじゃない、甘えるの。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
」 そう云いながら、彼女はそのスラリとした身体を、勝平にしなだれるように、寄せかけながら、その白い手を、勝平の膝の上に置いて静に軽く叩いた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
」 さう云ひながら、彼女はそのスラリとした身体を、勝平にしなだれるやうに、寄せかけながら、その白い手を、勝平の膝の上に置いて静に軽く叩いた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
どうして……」 美鳥、恥かし気にしなだれる。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
……殿様の褥に大あぐらをひっかき、酒を持って来いの、小鉢だのと、女賊を顎で追いつかい、しなだれるやら、色眼をつかうやら、恐れげもなく殿様の御定紋入りの羽織など着くさって、おれがここに控えておれば、金蔵破りのほうはいっさい心配はいらぬと大仰な頬桁をたたいておったのを、わしはたしかにこの耳で聞いたぞ。
— 菊香水 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
なんのつもりでこんな装束をし、小夜更けの庭先なぞへ出て来たのかとたずねると、「あなたはご存じなかったでしょうが、妹めはとんだ猫かぶりで、評判どおり、谷戸の貧郷士を呼びこみ、抱きつくやら、しなだれるやら、さんざんな放埓をするのです。
— 久生十蘭 『うすゆき抄』 青空文庫
汗くさい文覚の破れ衣に、女郎花の黄いろい穂がしなだれる。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
作例 · 標準
猛暑のせいで、花瓶のひまわりがぐったりとしな垂れている。
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雨に濡れた柳の枝が、水面に向かってしな垂れている。
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叱られたショックで、彼は幽霊のようにしな垂れて歩いていた。
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