国民主義
こくみんしゅぎ
名詞
標準
文例 · 用例
精神主義、農本主義、日本国民主義、アジア主義、東洋主義、王道主義、其他其他に分裂して帰する処を知らなかった。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
人民戦線は国内のファッショに反対するよりも寧ろ、ファッショ的隣国に対抗しようという国民主義の一環を指すのだというのである。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
人民戦線即ちフランス人民戦線は、インターナショナリズムに立つのではなくて、国民主義に立つのだったが、而も人民戦線が国内反ファッショ勢力としての一国の政権を握っても、夫が「国際的な整調」を得ずしては、反ファッショの実力を有つことが出来ぬというのである。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
伯は木戸孝允に説くに国民主義と薩摩征伐の策を以てしたれども、謹慎なる木戸は持重して敢て妄りに動かざりき。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
ヴェール氏のほうでは、少佐と話を交えることを好んでいたけれど、少佐の国民主義を知っていて、軽い軽侮の念をいだいていた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
これらの列国は一面領土によってその主権の及ぶ範囲を定めたが、他の一面に於ては国民主義により同民族を根本として結合したのである。
— 大隈重信 『大戦乱後の国際平和』 青空文庫