おんも
おんも
名詞
標準
outside
文例 · 用例
奈々子もあとから、「わたえもおんも、わたえもおんも」 と同じく父に取りつくのであった。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
自分はいつものごとくに、おんぼという姉とおんもという妹とをいっしょに背負うて、しばらく彼らを笑わせた。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
おんもといい、あっこといい、おっちゃんといったその悲しい声は永遠に父の耳を離れてしまった。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
おっちゃんにあっこ、おっちゃんにおんも、おっちゃんがえい、お児ちゃんのかんこ、お児ちゃんのかんこがえいと声がするかと思うほどに耳にある彼の子の言葉を、口にいいさえすればすぐ涙は流れる。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
やつと二歳に成る嬰兒だが、だゞを捏ねて言ふ事を肯かないと、それ地震が來るぞと親たちが怯すと、「おんもへ、ねんね、いやよう。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
奈々子もあとから、『わたえもおんも、わたえもおんも。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
自分はいつもの如くに、おんぼといふ姉とおんもといふ妹とを一所に背負うて、暫く彼等を笑はせた。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
おんもと云ひ、あつこと云ひ、おつちやんと云つた其悲しい聲は永遠に父の耳を離れて終つた。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫