敵塁
てきるい
名詞
標準
enemy fortress
文例 · 用例
それからていうもの、君、敵塁の方から速射砲発射の音がぽとぽと、ぽとぽとと聴える様になる。
— 岩野泡鳴 『戦話』 青空文庫
敵塁の速射砲を発するぽとぽと、ぽとぽとと云う響きが聴えたのは、如何にも怖いものや。
— 岩野泡鳴 『戦話』 青空文庫
遠く山上の敵塁から胡笳の声が響く。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
これは成功して隊長本多中尉は、敵塁に火を放って占領を報じて、更に背後の塁を衝かんとしたが、薩軍の抜刀して襲来すること三回に及んで、果すことが出来なかった。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
不意の吶喊に薩軍の周章るのを、白刃と銃剣で迫り、一百の抜刀隊は諸隊を越えて敵塁に躍り入り、忽ちにして三塁を陥し入れた。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
が、敵塁を占領したのもしばらくで、忽ち薩の抜刀隊五十名余りが、わめき叫んで逆襲して来た為に、官軍敗れ退いて、かの三塁も奪還された。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
官軍は死屍を踏んで田原坂に進み、更に一隊は、敵塁の背後に出でようとした。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
近くは三十七年の夏、悲惨なる旅順の戦に、ただ一人の弟は敵塁深く屍を委して、遺骨をも収め得ざりし有様、ここに再び旧時の悲哀を繰返して、断腸の思未だ全く消失せないのに、また己が愛児の一人を失うようになった。
— 西田幾多郎 『我が子の死』 青空文庫
作例 · 標準
ゲームの中で、騎士たちは協力して敵塁を攻め落とした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
かつて難攻不落と言われた敵塁も、最新兵器の前には無力だった。
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偵察部隊が敵塁の防御体制を探った。
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