腹立てる
はらたてる
動詞
標準
文例 · 用例
十一人が十一人、人妻までも捕りあげて屋敷の広間に監禁した上、なおそれでも喰いあきぬと見えて、この次は何兵衛の娘、その次は何太郎の家内と、御領内残らずの女共の中から縹緻よしばかりをえりすぐって、次から次へと目星をつけているゆえ、領民共とて、人の子じゃ、腹立てるのは当り前でおじゃりますわい。
— 日光に現れた退屈男 『旗本退屈男 第八話』 青空文庫
――そんなこと、別に腹立てる程のことでもあるまい――そんな表情で飯をかき込んだ。
— 佐左木俊郎 『緑の芽』 青空文庫
水を忘れた、餌入を忘れた、焚付を忘れたなんて、忘れ物をされると、折角楽みに来ても、却って腹立てる様になるからね。
— 石井研堂 『大利根の大物釣』 青空文庫
鳴るがしょうべえだと思や、腹たてるところはねえでやしょう。
— 妻恋坂の怪 『右門捕物帖』 青空文庫