無性に
むしょうに
副詞頻度ランク #19163 · 青空 0 例
標準
very much
文例 · 用例
不意を打たれて芳は危く昏倒せんとして、僅に身を支へた、其處を、勝に乘じた群衆はなほ、執念強く、取り包んで、凡そ息のある限り、滅多無性に打ちすゑんとする、刹那の急。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
子供等は何か無性に面白がって餅を握りながらバタバタと縁側を追い廻る、小さいのは父上の膝で口鬚をひっぱる。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
面くらいやアがってつかまる処をな、金満の奴さん恩儀を思って、無性に難有がってる処だから、きわどい処を押隠して、ようよう人目を忍ばしたが、大勢押込んでいるもんだから、秘しきれねえでとうどう奥の奥の奥ウの処の、女の部屋へ秘したのよ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
わざとらしい咳払いを先立てて襖を開き、畳が腐りはしないかと思われるほど常住坐りっきりなその座になおると、顔じゅうをやたら無性に両手で擦り廻わして、「いやどうも」といった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
さすがの僕もおぬいさんの前に出ると、慎みの心が無性に湧き上るんだから手がつけられない……そんなに笑っちゃだめですよ、奥さん、それはまったくの話です。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
純次はどことなく締りのない風をして、無性に長い足をよじれるように運ばせながら、両手を外套の衣嚢に突っこんだまま、おぼつかなく清逸の眼の前を歩いていった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
乾いたままで唇が無性に震えた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
無性に悲しくなるばかりだった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
急に甘いものが無性に食べたくなった。
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旅に出たくなって、無性にどこか遠くへ行きたくなった。
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久しぶりに会った友人と、無性に昔話に花が咲いた。
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