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折ぐ

へぐ
動詞
1
標準
文例 · 用例
ヴントは半紙四つ折ぐらいの白紙四、五枚に覚書を書いてきて、すみずみまでもよくとおる力強い声で講義した。
川合貞一 ヴィルヘルム・ヴント 青空文庫
暫くしてもう一段昇ると、窓硝子に顏をくつつけてぢつと中を眺めつづけてゐたが、突然ぎくりと動いた兩足が段をはづれたかと思ふと、カアルソンは手袋をはめた兩手で梯子の兩脇を掴んだままずる/″\と滑り落ちて地面へぐしやつと潰れたやうになつてしまつた。
――スウェーデンの殺人鬼―― 死の接吻 青空文庫
直ぐに御歩行かと思うと、まだそれから両手へ手袋を嵌めたが、念入りに片手ずつ手首へぐっと扱いた時、襦袢の裏の紅いのがチラリと翻る。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
其奴が、がさ/\と寢臺の下へ入つて、床の上をずる/\と引摺つたと見ると、婦が掻卷から二の腕を白く拔いて、私の居る方へぐたりと投げた。
泉鏡太郎 人魚の祠 青空文庫
」 と出家は法衣でずいと立って、廂から指を出して、御堂の山を左の方へぐいと指した。
泉鏡花 春昼 青空文庫
紫玉の眉の顰む時、五間ばかり軒を離れた、そこで早や、此方へぐったりと叩頭をする。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
犬の口へぐたりとはまって、水しぶきの中を、船へ倒れると、ニタニタと笑う貸座敷の亭主の袋へ納まるんだな。
泉鏡花 鷭狩 青空文庫
――傘を、ひどい力で、上へぐいと引いたんです。
泉鏡花 神鷺之巻 青空文庫
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