幻辞.com

当世風

とうせいふう
名詞-の形容詞名詞
1
標準
latest style (fashion, hairstyle, etc.)
文例 · 用例
これに反して新道沿いに新しく出来た当世風の二階家などで大損害を受けているらしいのがいくつも見られた。
寺田寅彦 颱風雑俎 青空文庫
可笑しいことには、古来の屋根の一型式に従ってこけら葺の上に石ころを並べたのは案外平気でいるそのすぐ隣に、当世風のトタン葺や、油布張の屋根がべろべろに剥がれて醜骸を曝しているのであった。
寺田寅彦 颱風雑俎 青空文庫
時に真鶴の山中は、当世風の扮装した一のこの旅客を得て、はじめて湯治場へ行く道の、熱海街道となったのである。
泉鏡花 わか紫 青空文庫
そして、ロマンティストは、何時もすべっこく髭を剃り立ての頤を光らせていたり、伊達色の当世風に身についた新調の衣服を着たり、香水の匂いをさせたりしないことや、また道を歩きながら余り明けっぴろげに娘たちばかりを眺めたりしてはならないことを教えてくれた。
―― Ibi omnis effusus labor ! ―― 浪漫趣味者として 青空文庫
ふところに収めたる当世風の花簪、一世一代の見立にて、安物ながらも江戸の土産と、汗を拭きふき銀座の店にて購ひたるものを取出して、昔日の少娘のその時五六歳なりしものゝ名を呼べば、早や寝床に入れりと言ふ、枉げてその顔見せてよと乞へば、やがて出で来りて一礼す。
北村透谷 三日幻境 青空文庫
どちらかといえば大柄の、色の白い、眉の形のいい、別に取立てていうほどの容貌ではないが、こちらでは十人並として立派に通用する女で、名はお辰、当世風にいえば辰子で、本来ならばお互いにもう見忘れている時分だが、彼女にはきのうの朝も会っているので、双方同時に挨拶したわけだ。
岡本綺堂 こま犬 青空文庫
ここから読み取れることは、夜間の訪問客の数は二、ひとりは目立つ背丈(これは歩幅から見積もった)、もうひとりはブーツの残した小さく上品な形から判断するに当世風の装い。
A STUDY IN SCARLET 緋のエチュード 青空文庫
……自動車はつい別になりましたんですが、……おなじ時に、――画家 私は乗合でしたがな――さよう……お一方、仕立てた方があったように思いますが、それは、至極当世風の髪も七三で……(と半ば言う。
泉鏡花 山吹 青空文庫
作例 · 標準
彼女はいつも当世風のファッションを楽しんでいる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
このカフェは、当世風のインテリアで統一されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
若者の間では、当世風の言葉が日々生まれている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash