様意
ようい
名詞
標準
文例 · 用例
みすみす、目前にみながら此処が限度となると、両様意味はちがうが、二人の嘆きは。
— 地軸二万哩 『人外魔境』 青空文庫
そういう場合が善良だなどということは、悪計と看破出来なかった人が、自分の正直さを自分の気休めのために云い立てると同様意味なく、気の毒なことです。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
常世と言ふ語の、記・紀などの古書に出た順序を、直様意義分化の順序だ、との早合点に固執して貰うて居ては、甚だお話がしにくいのである。
— 異郷意識の起伏 『妣が国へ・常世へ』 青空文庫
生も無意味、死も無意味、ひっきょう人生は一つの模様意匠だ。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫
諸大名は固より此迄自分に覺悟も無之候て、 公儀の御心配を格別恐察も不奉、唯無事に傍觀いたし、間には恐多くも世の動亂を幸として私を營候向も有之哉の所、一旦右樣意外の御時勢に相成候はゞ、其進退如何可致哉。
— 福澤諭吉 『御時務の儀に付申上候書付』 青空文庫