白木
しらき
名詞頻度ランク #27112 · 青空 855 例
標準
plain wood
文例 · 用例
」 押入の掃除をすませて、漸く中から出て来ると、前ゐた人が忘れて行つたらしい粗末な白木の小さな神棚(神道の)、それが茶の間の長押の上に三角の棚を打付けてその上に載せてあるのだが、それを下ろして呉れといふ。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
」 その、あてにならない保証人は、その翌々日、結納の品々を白木の台に載せて、小坂氏の家へ、おとどけしなければならなくなったのである。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
それでも、持参の結納の品々を白木の台に載せて差し出し、「このたびは、まことに、――」と礼法全書で習いおぼえた口上を述べ、「幾久しゅうお願い申上げます。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
四畳半と覚しき間の中央に床をのべて糸のように痩せ細った身体を横たえて時々|咳が出ると枕上の白木の箱の蓋を取っては吐き込んでいる。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
さうして、その空地や、新しく均らされた土の上には、亜鉛屋根だの、軒燈だの、白木の門などが出来て、今まで真鍮の鋲を打つたやうな星の光もどうやら鈍くなり、電気燈が晃々とつくやうになつた。
— 小島烏水 『亡びゆく森』 青空文庫
宿屋の店頭には、かがり火をたき、白木の金剛杖をたばに組んで、縄でくくり、往来に突きだしてある。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
男は編笠を冠り白木綿の羽織のようなものを着ている。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
粗末な白木の札であるから新入りでない人の札はみんな手垢で薄黒く汚れている。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(2)』 青空文庫
作例 · 標準
新築の家は白木の香りがして心地よい。
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白木の机は、使い込むほどに味わいが増す。
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神棚には、清らかな白木の板が使われている。
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