弐円
にえん
名詞
標準
文例 · 用例
運賃弐円とは馬鹿々々しけれど致し方もなし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
会費は年末賞与の三プロセント、但し賞与なかりし者は金弐円也とあった。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
日に三匹も殺して、日給弐円ももらえば、随分いいやね。
— 佐左木俊郎 『首を失った蜻蛉』 青空文庫
その為替を持つて街へ出かける、そして払へるだけ払ひ、買へるだけ買ふ、例によつて湯田温泉へ、たまつた垢を洗ひ流す、ゆつくり飲んで、例の宿に泊る、愉快々々、上出来々々々、万歳々々(此費用弐円あまり)。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
―― 今日の買物二十二銭 ハガキ切手三十銭 経木帽七十六銭 外米二升二十三銭 押麦一升三十銭 バツトはぎ三十銭 理髪料四銭 入浴料六銭 豆腐一丁五銭 沢庵半本七十銭 電燈料 〆金弐円九十六銭也 差引残金四銭也七月九日 曇。
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
高い会費を取るんだらう」「まあ弐円位だらう。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫
これを三百六十五日の一年に合計すれば、金弐千壱百〇弐円四拾銭の巨額に上るにあらずや。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
「日当弐円五拾銭だちって、こうなると、五拾銭引いてやがる。
— 林芙美子 『清貧の書』 青空文庫