要らぬ
いらぬ
連体詞
標準
needless
文例 · 用例
學校の教育でも時には要らぬ事を教へて要ることを教へるのを忘れて居る場合があるのかも知れない。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
ある日、私がパリで散髪をしていると理髪師が私に向ってデ・ジャポネー(日本人)は騎兵は要らぬそうですねといった。
— 九鬼周造 『偶然の産んだ駄洒落』 青空文庫
大めし食って、食後の運動のつもりであろうか、下駄をおもちゃにして無残に噛み破り、庭に干してある洗濯物を要らぬ世話して引きずりおろし、泥まみれにする。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
私とそつくりおなじ男がゐて、この世にひとつものがふたつ要らぬといふ心から憎しみ合つたわけでもなければ、その男が私の妻の以前のいろであつて、いつもいつもその二度三度の事實をこまかく自然主義ふうに隣人どもへ言ひふらして歩いてゐるといふわけでもなかつた。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
私とそっくりおなじ男がいて、この世にひとつものがふたつ要らぬという心から憎しみ合ったわけでもなければ、その男が私の妻の以前のいろであって、いつもいつもその二度三度の事実をこまかく自然主義ふうに隣人どもへ言いふらして歩いているというわけでもなかった。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
」と蝦蟇口を探りつつ、これでもまだまだ見えをする気か、五銭の白銅|一個渡して見返りもせぬ心の内、今度呼んだら剰銭は要らぬと、腹を見せる目的の処、何がさて如才なく令嬢は素知らぬ顔なり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」 と言ふ、牛切りの媽々をたとへもあらうに、毛※飛燕も凄じい、僭上の到りであるが、何も別に美婦を讚めるに遠慮は要らぬ。
— 泉鏡太郎 『鑑定』 青空文庫
……恋には我身の生命も要らぬ。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
作例 · 標準
要らぬ心配はしないでください。
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この件に関して、ご迷惑をおかけしたなら、それは私の要らぬお節介でした。
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そんな要らぬことを言って、場を白けさせるな。
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余計な、要らぬ詮索はもうよしてください。
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