迦陵頻迦
かりょうびんが
名詞
標準
文例 · 用例
月の下で気狂ひの様に踊る男女の耳にも、その迦陵頻迦のやうな声が澄み徹つた。
— 折口信夫 『身毒丸』 青空文庫
その人形は極楽世界の天神、天女もあり、また極楽世界に居るという迦陵頻迦、共命鳥というような鳥の類もある。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
迦陵頻迦のすかし彫である。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
宝樹の枝から枝へと飛び交うて居る、色々様々な諸鳥は、白|鵠、孔雀、舎利、伽陵頻迦、共命などの鳥であろうと思った。
— 菊池寛 『極楽』 青空文庫
伽陵頻迦が微妙音に歌って居る空の下で、おかんは積る話を、心のまゝにした。
— 菊池寛 『極楽』 青空文庫
伽陵頻迦の鳴いて居るのを聞いても、余り微妙だとも思えなくなった。
— 菊池寛 『極楽』 青空文庫
伽陵頻迦の鳴き声も、もう此の頃では、うるさく耳に付き出した。
— 菊池寛 『極楽』 青空文庫
眞珠太夫の手踊りと唄は、その中にあつて、まことにピカ一的存在であり、當時の兩國フアンは、伽陵頻迦とも、天女の舞ひとも觀たのでせう。
— 眞珠太夫 『錢形平次捕物控』 青空文庫