山嵐
やまあらし
名詞
標準
mountain storm
文例 · 用例
……山嵐|颯として、白い雲は、その黒髪の肩越に、裏座敷の崖の欄干に掛って、水の落つる如く、千仭の谷へ流れた。
— 泉鏡花 『栃の実』 青空文庫
路幅はあり、屈折は婉曲であり、樹蔭は深いし、左手の帚川の溪は眼に快いし、右手の山は高し、時々小瀑布を景物に視すし、山嵐溪風いづれにしても人の膚に清新其物の氣味を感ぜしめる。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
」 風呂に入らうとして、融が浴衣に着かへ、愛子がいつでもさうする通りに、断髪のカアルの延びるのを恐れて、タオルで姉さん冠りをしてゐるところを、山嵐もないのに、灯が一時にぱつと消えた。
— 徳田秋聲 『歯痛』 青空文庫
もう一つ困るのは、松山中学にあの小説の中の山嵐という綽名の教師と、寸分も違わぬのがいるというので、漱石はあの男のことをかいたんだといわれてるのだ。
— 夏目漱石 『僕の昔』 青空文庫
山嵐のような風がにわかに出てきて、離れの二階の簾を時々捲きあげていたが、それもひとしきりであった。
— 徳田秋声 『挿話』 青空文庫
夜、山嵐肌に徹し衾を重ねても猶寒し。
— 田山花袋 『日光山の奧』 青空文庫
この廣濶たる處を猶登ること十八九町、勾配は次第に緩かになり、眼界は次第に廣くなり、山嵐は愈冷になり、境は愈寂寞になり、遂に久しく心に懸け、久しく神往くに堪へざりし栗山の奧の奧極の極なる絹沼の原野は、渺々茫々として、わが眼中に映じ來れり。
— 田山花袋 『日光山の奧』 青空文庫
同じ二百石同士の腕を競べるのだ) もう暮れかかろうとする町の中を――冬の初めとて、金華山から、山嵐の吹いてくる中を邸の方へ、急いだ。
— 直木三十五 『寛永武道鑑』 青空文庫
作例 · 標準
突然の山嵐で、登山計画が中断された。
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山嵐が去った後、空には大きな虹がかかった。
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夏の山では、予測できない山嵐に注意が必要だ。
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標準
yamaarashi
作例 · 標準
柔道の試合で、見事な山嵐が決まった。
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昔の漫画に出てくる怪獣「山嵐」は強烈なキャラクターだった。
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彼は「山嵐」と呼ばれるほどの突進力を持っている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
山嵐(やまあらし) 山嵐 (柔道) - 柔道の投技。 山嵐 (バンド) - 日本のラップコアバンド。 山嵐 (アルバム) - 上記バンドの1枚目のアルバム。 山あらし - 日本の妖怪。 アブドーラ・ザ・ブッチャー(プロレスラー)がかつて使用した技で、バックフリップのこと。 ゲームセンターあらしのライバル、山嵐大作。
出典: 山嵐 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0