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義長

ぎちょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
大内義長は戦に負けて、長福寺に逃げ込みました。
薄田泣菫 小壺狩 青空文庫
そこで元就は使者を義長の兄大友宗麟につかはして、義長の生命を助けたものかどうかといふことを訊き合せました。
薄田泣菫 小壺狩 青空文庫
すると、宗麟からは、義長の生命なぞはどうなつても厭はないが、ただその家に伝はつてゐる瓢箪の茶入だけは失はないで、自分に送つてほしいと、返事があつたといふことです。
薄田泣菫 小壺狩 青空文庫
決死の壮士六人、あの江戸城の外のお濠ばたの柳の樹のかげに隠れていたのは正月十五日とあるから、山家のことで言えば左義長の済むころであるが、それらの壮士が老中安藤対馬の登城を待ち受けて、まず銃で乗り物を狙撃した。
第一部上 夜明け前 青空文庫
これは往古、漢土から爆竹の風が伝わって、左義長と言って代々行われた土俗が遺っているのである。
宙に浮く屍骸 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
ではもう一つ、お祭の名称など、いかがでございます」「さあ、――明神さまのお祭りだとか、それから太い竹を輪切りにしてくれるサギッチョウなどというものがありました」「ああ左義長のことですネ。
海野十三 三人の双生児 青空文庫
お火焼きの神事は、正月十四日の左義長や、除夜にあつた祇園の柱焼きの年占などを兼ねた意味のものであつて、初春を意味する日の前日にするはずのものだ。
祭りの発生 その一 ほうとする話 青空文庫
中山太郎氏の談に依れば「ゑみぐさ」と言ふ書に見えた佐渡の左義長の飾り物で、万燈同様に舁ぎ出し、海岸で焼却するものにも、同じ様に紙花を挿し栄して居た。
折口信夫 髯籠の話 青空文庫