見かねる
みかねる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to be unable to just watch (without doing anything)
文例 · 用例
」 と支店長は見るに見かねるといふよりも、あんまり氣の利かないのが腹だたしさうに、二度三度同じ言葉を繰返した。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫
少なくともこのときお前はお前自身のことよりか私のことを、――それから私が打ちのめされながらじっとそれを耐えている、見るにも見かねるような様子を半ば気づかいながら、半ば苦々しく思いながら一人で想像していたろうことは考えられる。
— 堀辰雄 『楡の家』 青空文庫
少くともこのときお前はお前自身のことよりか私のことを、――それから私が打ちのめされながらじっとそれを耐えている、見るに見かねるような様子を半ば気づかいながら、半ば苦々しく思いながら一人で想像していたろうことは考えられる。
— 堀辰雄 『菜穂子』 青空文庫
かねて唐七が粗野なところがあるために見かねるような気持があったところへ、このたびオナラ成仏の功徳をたたえてみだりにハシャギすぎたフゼイがあるので堪りかねてしまった。
— 坂口安吾 『お奈良さま』 青空文庫
」 あとから軒先を出た母親のおせきが見かねるように言って、そのよたよたした勝の恰好に思わず微笑した。
— 犬田卯 『米』 青空文庫
「世事にうとい若い方のすることは、傍で見かねる。
— 正宗白鳥 『水不足』 青空文庫
とはいえ、いとも質素なもので、主人は朝夕、遠く仰拝する室としているばかりでござるが、武家政道の歴史に鑑みて、一朝、見るに見かねる暴状でも世に行われれば、いつ何時でも、朝廷方の御名をかりて、武家をあいてに戦うお心を抱いておられるのじゃ」 外記は、そういってなお、「そうじゃ、こういうお話もある。
— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
すると人の腹の中を読みかねるような婦人ではない、たちまち様子を悟ったかして、(貴僧はほんとうにお優しい。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
作例 · 標準
隣の家から聞こえてくる赤ちゃんの泣き声を見かねて、近所の人が様子を伺いに行った。
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「全く、君のやり方を見かねて口を出すことにしたよ」と先輩はため息をつきながら手伝い始めた。
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路上でうずくまっている男性を見かねた通りがかりの若者が、すぐに救急車を呼んだ。
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