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名詞
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標準
文例 · 用例
のちには、その気の弱い町医者に無理矢理、証明書を書かせて、町の薬屋から直接に薬品を入した。
太宰治 東京八景 青空文庫
ところが、それから五六日して、上野動物園で貘の夫婦をあらたに入したといふ話を新聞で讀み、ふとその貘を見たくなつて學校の授業がすんでから、動物園に出かけていつたのであるが、そのとき、水禽の大鐵傘ちかくのベンチに腰かけてスケツチブツクへ何やらかいてゐる佐竹を見てしまつたのである。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
下駄ひとつ買うのにも、ひとつきまえから、研究し、ほうぼうの飾窓を覗いてみて、値段の比較をして、それから眼をつぶって大決意を以って、下駄の買を実行する。
太宰治 春の盗賊 青空文庫
私はあの人に説教させ、群集からこっそり賽銭を巻き上げ、また、村の物持ちから供物を取り立て、宿舎の世話から日常衣食の求まで、煩をいとわず、してあげていたのに、あの人はもとより弟子の馬鹿どもまで、私に一言のお礼も言わない。
太宰治 駈込み訴え 青空文庫
くれるというひとがあったら、それは、もらってもいいけれど、酒と煙草とおいしい副食物以外には、極端に倹約|吝嗇の私にとって、受信機入など、とんでも無い大乱費だったのである。
太宰治 家庭の幸福 青空文庫
自動車屋、会社の買、商店等をまわり、一種の御用聞きをつとめるのです。
太宰治 虚構の春 青空文庫
『新ロマン派』も十月号より読致し、『もの想う葦』を読ませて戴き居候。
太宰治 虚構の春 青空文庫
金銭だに納付せば位階は容易に得べき当時の風習をきたなきものに思い、位階は金銭を以てうべきものにあらずとて、死ぬるまで一勾当の身上にて足れりとした。
太宰治 盲人独笑 青空文庫