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靡かせる

なびかせる
動詞-一段動詞-他動詞
1
標準
to fly (a flag)
文例 · 用例
」 と言う……姿に似ない掛声で、雪代は、ギイ、ギイ、キクン、カッタンと、古井戸に、白梅のちりかかる風情で、すんなりした、その肩も腰も靡かせる
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
初めての時間、西洋史の先生が教室に入って来られた時、三十二人だったかの全生徒の感情を、愕きと嬉しさとでうち靡かせるようなざわめきがあった。
宮本百合子 時代と人々 青空文庫
――」 吹きつける風が千鶴子のドレスをぴたりと身体につけたままはたはたと裾を前方に靡かせる
横光利一 旅愁 青空文庫
一むらの薄が金線あざやかに、穂先を月のおもてに靡かせる
――黙子覚書―― 夢は呼び交す 青空文庫
そうしてその中で燃えている火は、血を含んででもいるように見え、そこから吹き出している墨のような煙りは、黒駒の靡かせる鬣のようであった。
国枝史郎 あさひの鎧 青空文庫
――海岸の捩ぢ綯れた樹木の枝を、波のうねりと同じ方角へ靡かせる西風の不斷の手であつた。
PECHEURS D'ISLANDE 氷島の漁夫 青空文庫
陸には青年の叫び、海ではフカが小魚をおどろかして通る、雲の交叉、そのスキ間から朝陽が勇躍しヌッと太くたくましい光つた片腕を突出し、村の一角を赤い彩りをもつて捉へる、曠野には馬が放された、風はその馬のたてがみを吹きなびかせる、風よ、お前は馬にとつては、よき調髪師だ。
詩集(3)小熊秀雄詩集1 小熊秀雄全集-4 青空文庫
軒の風鈴をさえ定かには鳴らし得ぬ微風――河に近い下町の人家の屋根を越して唯|緩く大きく流動している夜気のそよぎは、窓から首を差延す種彦が鬢の毛を何ともいえぬほど爽かに軽く吹きなびかせる
永井荷風 散柳窓夕栄 青空文庫
作例 · 標準
強い海風を受けて、船尾に掲げられた国旗が誇らしげに靡いている。
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彼女は長い髪を風に靡かせながら、波打ち際を軽やかに走っていった。
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山頂に立てられた旗を激しく靡かせる強風に、登山者たちは自然の厳しさを感じた。
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2
標準
to win (someone) over
作例 · 標準
カリスマ的なリーダーシップで、彼は全社員の心を一つに靡かせした。
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情熱的な演説によって、聴衆の心を自らの理想へと靡かせることができた。
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美しい調べで観客を魅了し、会場全体の雰囲気を自分の世界へ靡かせた
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靡かせる(なびかせる) — 幻辞.com