造主
ぞうしゅ
名詞
標準
文例 · 用例
◯しかして彼が霊より聞きし言の主意は「人いかで神より正義からんや、人いかでその造主より潔からんや、……これは(人は)朝より夕までの間に亡び、顧る者もなくして永く失逝る」というにある。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
酒はその醸造主のひとがらを映すものと言われている。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
論理によって腑分けされ、手順によってコンピューターの中で再構成された世界は、創造主である松本の命ずるままに動き、松本の命ずるままに姿を変えた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
「それから、製造主任は僕の從兄弟で、拾數年來の經驗と信用とがある。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
そして、義雄が多大の不平と輕蔑とを以つて取り扱つてゐる製造主任なる從兄弟の無考へと不都合とを云はなかつたのは、――云ふ折があれば、渠として、必らず正直に云つただらうが、――この原稿依頼者の註文が失敗の方面を話せと云ふのではなかつたからである。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
」「他に何んの用があろう、この名薬の製造主を、記録によって見付けるのでござる」「おお」 と叫ぶと謙信は中啓をトンと床へ突いた。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
自分をつくってくれたところの神、造主、宇宙、そういうようなものに対して、どこまでもそのものが自分を生かすように生きようという心の態度になりきることであります。
— 倉田百三 『生活と一枚の宗教』 青空文庫
それは人間の型のなかに根を持つ、創造主の計画より出ずる純な要求と思われます。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫