書類入れ
しょるいいれ
名詞
標準
document case
文例 · 用例
校長先生は謝恩会のあった翌る日の二十四日の夕方に、何処かへ出張なさるような恰好で、真面目なモーニングに山高帽を召して、書類入れのボックス鞄なぞを大切そうに抱えて、下宿をお出ましになると、夕暗の町伝いを小急ぎに郊外へ出て、天神の森の方へ歩いて行かれました。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
日本女は蜜の入れもので膨らんでる書類入れ鞄をかかえたまま馬車を下りると小戻りして、変電塔の横へ袋をもって出ているリンゴ売のところへ行った。
— 宮本百合子 『モスクワの辻馬車』 青空文庫
これだけの文章にも、どこやら大村らしい処があると感じた純一は、独り微笑んで葉書を机の下にある、針金で編んだ書類入れに入れた。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
プログラムと書類入れの鞄とを膝の上に重ね、そこへ両腕をたがい違いにのせた寛いだ姿態で、桃子は目の下の賑やかな光景を、それもこれから聴こうとする音楽の添えものとしてたのしむ眼付で眺めていた。
— 宮本百合子 『夜の若葉』 青空文庫
荷物は全部アンカレージで、シアトル行きの飛行機に頼んでおいたので、書類入れの鞄一つの身軽な旅である。
— 中谷宇吉郎 『アラスカ通信』 青空文庫
こういう人にかぎって、手提げ金庫とまちがえて煙草盆をだいてかけ出したり、書類入れのつもりで猫をさかさにつかんでとびだしたりなどという話は、よくあります。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
というのも、書類入れという書類入れが奇妙な筆跡と異様な意匠の書類で溢れかえっており、完全な解読と編集には月単位、いや年単位の時間を要すると思われたからだ。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
ウィレットはこれらをそっくり旅行鞄に収め、書類入れの調査を続けた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
作例 · 標準
大事な書類をまとめておくために、新しい書類入れを購入した。
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彼の書類入れは、いつもきれいに整理整頓されている。
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会議室には、会議資料を入れた書類入れがいくつか置かれていた。
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