専斎
せんさい
名詞
標準
文例 · 用例
」「専斎殿は金持ちだ。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
」「いえ」 と云った時、奥の方から専斎の声が聞こえて来た。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
これが主人の専斎で、奥医師で五百俵、役高を加えて七百俵、若年寄直轄で法印の官を持っている。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
「早速のお見舞い有難いことで」 座が定まると改めてこう専斎は礼を述べた。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
――勝れて美しい若い女を小間使いとして雇い入れたところ、思いがけなくもその女が二の腕かけて背中一杯朱入りの刺青をしていたそうで、計らず見付けた女中の一人が驚いて専斎へ耳打ちしたので、専斎も大いに仰天し、暇をくれたのが昨夜のこと。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
「さよう菊でございますよ」 専斎はこう云って渋面を作った。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
」「それがさ」と専斎は渋面を深め、「六歌仙の幅を盗まれてござる」「ほほう」とこれには紋太郎も吃驚したように目を見張った。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
他へ預けて置きましたでな」 専斎は今日は言葉少い。
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫