荷拵え
にごしらえ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
packing
文例 · 用例
」「東京の工芸学校へ行っている運八の息子なの……正月やすみで帰っていて、ここで鶏に目が入り次第、車を手舁で床の正面へ据えて、すぐに荷拵えをして、その宰領をしながら、東京へ帰ろう手筈だったそうですわ。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
その二十分前の四時になっても、私たちはまだ荷拵えが出来ずにいる。
— 海のモザイク 『踊る地平線』 青空文庫
疎開の意味で、高子には五日市町の方へ一軒、家を持たす、そして森家の台所は恰度、息子を学童疎開に出して一人きりになっている康子に委ねる、――そういうことが決定すると、高子も晴れがましく家に戻って来て、移転の荷拵えをした。
— 原民喜 『壊滅の序曲』 青空文庫
本間さんはとうとう思い切って、雨が降るのに荷拵えが出来ると、俵屋の玄関から俥を駆って、制服制帽の甲斐甲斐しい姿を、七条の停車場へ運ばせる事にした。
— 芥川龍之介 『西郷隆盛』 青空文庫
角谷は手が器用で、書籍の箱造り荷拵えなどがうまかった。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
あす教会を閉して、すぐ松本へ立つとか云う事で、神父は私と話をしながらも、ときどき荷拵えをしている小使のところへ何か云いつけに立って行ったりした。
— 堀辰雄 『風立ちぬ』 青空文庫
――庭掃きから荷拵え、使い走りなど、外廻りの仕事をしている、島吉というのがおります」「どれだ」「あれでございます。
— 仏師の娘 『銭形平次捕物控』 青空文庫
朝は川の端には氷が張って居るからその氷を叩き割って水を汲んで来てそうして残って居る火に暖めて居る中に自分の荷拵えに掛る。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
作例 · 標準
旅行の荷拵えは前日に済ませておいた。
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引っ越しの荷拵えで、部屋中が段ボールだらけになった。
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慎重に荷拵えをしたおかげで、ガラス製品も無事に運べた。
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