荷鞍
にぐら
名詞
標準
packsaddle
文例 · 用例
一日の事で、十八九の一人の少年、馬に打乘り、荷鞍に着けた皮袋に、銀貨をざく/\と鳴して來て、店頭へ翻然と降り、さて人參を買はうと云ふ。
— 泉鏡太郎 『人參』 青空文庫
こゝで荷鞍へ、銀袋と人參の大包を振分けに、少年がゆたりと乘り、手代は、裾短な羽織の紐をしやんと構へて、空高き長安の大都を行く。
— 泉鏡太郎 『人參』 青空文庫
……荷鞍にどろんとした桶の、一抱ほどなのをつけて居る。
— 泉鏡花 『雨ばけ』 青空文庫
馬盥を庭の隅へ出して湯を汲めば父は締糟を庭場へ入れ、荷鞍を片づけ、薄着になって馬の裾湯にかかった。
— 伊藤左千夫 『新万葉物語』 青空文庫
丁度荷鞍の骨のやうな簡單な道具である。
— 長塚節 『土』 青空文庫
彼は他人に傭はれて居ながら、草刈にでも出る時は手拭と紺の單衣と三|尺帶とを風呂敷に包んで馬の荷鞍に括つた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
家がみんな荷鞍ぐしだ。
— 長塚節 『鉛筆日抄』 青空文庫
荷鞍ぐしといふのは棟が千木を建てたやうになつてるのである。
— 長塚節 『鉛筆日抄』 青空文庫
作例 · 標準
古い荷鞍が物置の隅に埃をかぶっていた。
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山道を行くには、馬に荷鞍をつけて荷物を運ぶのが一番だ。
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荷鞍職人の技術は、現代ではあまり見られなくなった。
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