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二酉

にゆう
名詞
1
標準
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文例 · 用例
それにゆうべ夢に見たから、何事かありゃしないかというのですよ。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 家常茶飯 青空文庫
実を云うと、夫の藤吉はこのあいだから彼の江戸川のどんど橋のあたりへ忍んで行って、禁断のむらさき鯉の夜釣りをして、現にゆうべも一|尾の大きい鯉を釣りあげて来た。
むらさき鯉 半七捕物帳 青空文庫
にゆうべの祈祷の休息のあいだに、彼はお姫様をとらえて猥らなことを云い出した。
女行者 半七捕物帳 青空文庫
ただひとえにゆう日照りそいたるつつじの花の、わが丈よりも高き処、前後左右を咲埋めたるあかき色のあかきがなかに、緑と、紅と、紫と、青白の光を羽色に帯びたる毒虫のキラキラと飛びたるさまの広き景色のみぞ、画のごとく小さき胸にえがかれける。
泉鏡花 龍潭譚 青空文庫
丁度ゆうべと同じ時刻でしたのに、説教はまだ始まらず、あの説教の坊さんは、眼を瞑ってだまって説教の木の高い枝にとまり、まわりにゆうべと同じにとまった沢山の梟どもはなぜか大へんみな興奮している模様でした。
宮沢賢治 二十六夜 青空文庫
そのうしろなる柏の林にゆう靄かかれり。
森鴎外 文づかい 青空文庫
お孃さんの玉ちやんは、臺所の聲よりは、お母さんの聲が耳にはいつたので、可哀らしい、むく/\とふとつた拳を二本にゆうと出して伸をして、お母ちやん讓りの黒い目をぱつちり開いた。
森鴎外 半日 青空文庫
「倉沢君は町へ遊びに出たといって、日の暮れがたに私の支局へたずねて来てくれたので、××軒という洋食屋へ行って、一緒にゆう飯を食ったのですが、その時に倉沢君は西瓜を注文して……。
岡本綺堂 西瓜 青空文庫
作例 · 標準
彼の書斎には、まさに二酉と呼ぶべき膨大な蔵書があった。
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図書館の最深部には、歴史的価値のある二酉が静かに眠っている。
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この学者は、自宅に二酉を築き上げ、生涯を読書に費やした。
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