愍
愍
名詞
標準
文例 · 用例
思えばそれが愍然でならない。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
民子の愍然なことはいくら思うても思いきれない。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
しかしながらまた目の前の母が、悔悟の念に攻められ、自ら大罪を犯したと信じて嘆いている愍然さを見ると、僕はどうしても今は民子を泣いては居られない。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
同情や憐愍と云ふ言葉にも嵌り切らない、何か本能的のものであつた。
— 葉山嘉樹 『万福追想』 青空文庫
そして、ボーイ長の負傷に同情と憐愍の言葉を贈った。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
己の憐れさを愍む語である。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
しかし実は二十四節以前においても我を愍む語が見えるのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
今までは友の攻撃を悉く撃退したる剛毅のヨブも遂に彼らの同情、憐愍、推察を乞うに至る。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫