切り金
きりかね
名詞
標準
metallic foil cut into strips or other shapes to form decorative motifs
文例 · 用例
縁切り金」 と、お仙は、帯のあいだから、それを出して、「切る?
— 吉川英治 『治郎吉格子』 青空文庫
――切り金の地に松と鶴を描いた屏風が立てられ、百|匁蝋燭の燭台が輝き、蒔絵の膳部が並び、役者や芸妓がとりもちに坐った、眩ゆいほどの光と、華やかな色彩と、唄や鳴り物や嬌声が……この座敷いっぱいにくりひろげられたものだ。
— 山本周五郎 『五瓣の椿』 青空文庫
一杯を思ひきりかねし酒ゆゑにけふも朝より醉ひ暮したりなにものにか媚びてをらねばならぬ如き寂しさ故に飮めるならじか醉ひぬればさめゆく時の寂しさに追はれ追はれて飮めるならじか その二。
— 酒の讃と苦笑 『樹木とその葉』 青空文庫
」「お持ちなすったものはこれッきりかね。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
『一度逢つたツきりかね。
— 田山録弥 『百日紅』 青空文庫
「それっきりかね」「だって、あたしあの方の一軒置いてお隣へ坐らせられて、ろくろくお顔も拝見しなかったんですもの」「予言者をそんな所へ坐らせるのは悪かったかも知れないがね。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
「君が見たのは、その髯の男と髪の長い男きりかね。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
「大勢取ったようだったが、これっきりかね?
— 佐々木邦 『負けない男』 青空文庫
標準
cutting a thin sheet of metal into shapes and affixing it with lacquer forming natural features (e.g. clouds)