飛び下る
とびくだる
動詞
標準
文例 · 用例
――(梢より先ず呼びて、忽ち枝より飛び下る。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
銃音響く、弾丸は光れり、――快き手ごたへは空に驚く、耀は矢と飛び下る。
— 北原白秋 『畑の祭』 青空文庫
寝床をヒラリと飛び下ると、直ぐ左手の衣裳室へ突進した。
— 海野十三 『空中墳墓』 青空文庫
」 鬼の酋長は驚いたように、三尺ほど後へ飛び下ると、いよいよまた丁寧にお時儀をした。
— 芥川龍之介 『桃太郎』 青空文庫
二重に出でて向を見込みて突立ち「聞いた/\、お触のあつた内侍六代、維盛弥助を引つくくつて金にすらあ」と一杯にいひながら三尺の締りを直し、二重から平舞台の上手へ足を揃へて勢よく飛び下る。
— 三木竹二 『いがみの権太』 青空文庫
母親を欺す空泣の気の替り目|手軽にて「聞いた/\」の出にて二重より飛び下るる所は、舞台もゆるぐばかりの勢にて気味よし。
— 三木竹二 『いがみの権太』 青空文庫
しかく陳じて兵車より武具を手にして地に降る、 425パートロクロス斯くと見て同じく車臺飛び下る。
— ILIAS 『イーリアス』 青空文庫
そして、彼女等は如何なる水泳の達人達でありましょう、次々と幾丈の水面を目がけて、そこを飛び下るのです。
— 江戸川乱歩 『パノラマ島綺譚』 青空文庫