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聘する

へいする
動詞
1
標準
文例 · 用例
お前は今夜ただ、気持を取直す工夫だけをしなさい」 逸作は、もしこのことで不孝の罰が当るようだったら俺が引受けるなどと冗談のように言って、それから女中に命じて雛妓かの子を聘することを命じた。
岡本かの子 雛妓 青空文庫
彼女を招聘するために佐古が惜し気もなく使った機密費の額に最初文句をつけ通しだった経営者も、純白のイヴニングの裾さばきも軽やかな、匂うばかりの村口多鶴子を見た途端、慾も得も忘れてしまった。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
実は佐古が村口多鶴子を「オリンピア」に招聘するために涙ぐましいほどの努力をはらったのは、慾得をはなれた考えからであった。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
だから、彼女を招聘するために、自分でも不思議なほど熱心になれたのだった。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
そこで早速その団体の世話人に話して、君を聘することにさせた。
森鴎外 二人の友 青空文庫
その功績と伎倆を認めたればこそ、歌舞伎座でも今度かれを招聘することになったのであろうが、ある意味においては自分の敵ともいうべき歌舞伎座の招きに応じたのは、敵の軍門に降伏したような形にも見える。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
寄宿学校の教授に招聘する中等教師のことや、まだカチェリーナ自身が学校時代にフランス語を習ったマンゴーという尊敬すべきフランスの老人のことや、その老人は今でもT市に余生を送っているので、俸給も折合いのいいところできっと来てくれるに相違ない、というようなことである。
フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 罪と罰 青空文庫
これまでは主として産業組合あたりの斡旋提供といふ形をとつてゐたのだけれども、これからは、それだけを当てにせず、村民自身が某劇団を招聘するといふ自主的な立場をもとるわけであつて、これこそ自治体の矜りにかけて、すみやかに実行にうつさなければならない運動なのであると、彼は説く。
岸田國士 荒天吉日 青空文庫
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