日の浅い
ひのあさい
表現形容詞
標準
it hasn't been long since
文例 · 用例
玉鬘がここへ住んでまだ日の浅いにもかかわらず西の対の空気はしっくりと落ち着いたものになっていた。
— 初音 『源氏物語』 青空文庫
真勢さんは小父さんと交代に帳場に坐って須永さんの役を勤めることもあり、入口の腰掛のところに陣取って周どんの役を勤めることもあったが、この人の来た頃から開業してまだ日の浅い雑貨店も漸く店らしくなって行った。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
急激に転下して行くような彼の若い生涯は、仮令十年の友にも勝るほどの親しみはあっても何と言ってもまだ交りの日の浅い清之助と枕を並べて、この茶の間の天井の下に一緒に寝ることを不思議にさえ感じさせた。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
私大変悲しい」 国情の違つたこの女の言葉が、何処まで本心なのか、まだ日の浅い巴里住ひの寒子にはよく呑み込めなかつたが、来る度に河下のしのびなきの話をするところを見ると、よほど心に残つた男であるらしかつた。
— 林芙美子 『瑪瑙盤』 青空文庫
文化団体のサークル活動が新しい方針によって実行されるようになってから日の浅いせいもあり、組合のアジプロ活動などと、まだ十分うまく結合、利用されていない――。
— 宮本百合子 『刻々』 青空文庫
欧洲へ来て未だ日の浅い僕の観察に大した自信も無い事ながら、従来日本に居て新帰朝者の報告で聞いて居たのと実際と大分相違のあるらしいのに事に触れて気が附く。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
彼女は一度引き合はされると、もう兄の部屋に何の躊躇もなく入つて来て、まだ知り合ひになつて日の浅い和作に宿題の手助けを頼んだりした。
— 犬養健 『朧夜』 青空文庫
若しかすると、まだ使われてから日の浅い彼等に、自分の信任の度を、歎賞させるためだったかもしれないが、まるで兄弟分のように山沢さんの傍にくっついて行ったのだそうだ。
— 宮本百合子 『三郎爺』 青空文庫
作例 · 標準
入社してまだ日の浅い新人だが、彼はすでにリーダーとしての素質を発揮している。
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この街に越してきてまだ日の浅い頃、よく道に迷っては近所の人に助けてもらった。
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結婚して日の浅い二人は、見るからに幸せそうで周囲を和ませてくれる。
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