胃痙攣
いけいれん
名詞
標準
gastrospasm
文例 · 用例
仕方がないから薬嫌いのわたしが、ふだん医者から貰ってある持病の胃痙攣止めの麻痺薬を四五日間は飲み続けることにした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
胃痙攣の麻痺薬の連飲計画なぞはどこかへ飛んでしまった。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
雀のお宿の素峰子はきのうの朝から激しい胃痙攣で顔色がなかった。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
庄平(注射を終って、車掌に)「どこで降りる人ですか」車掌「大阪で降りられます」(丁寧に言う)庄平「僕も大阪迄だが、大阪迄にはケロリと癒ってるでしょう、軽い胃痙攣です」そう言って、庄平は車掌室を出て、二等室へ戻って行く。
— 織田作之助 『四つの都』 青空文庫
或る農婦の、一昼夜も断続していた胃痙攣が、その御供物の一つの菓子でぴったりと止んだからだった。
— 佐左木俊郎 『或る部落の五つの話』 青空文庫
猛烈な胃痙攣を起こした患者が、モルヒネの注射を受けて、間歇的に起こる痛みのために無意識に顔をしかめながら、麻薬の恐ろしい力の下に、ただ昏々と奇怪な仮睡に陥り込むように、葉子の心は無理無体な努力で時々驚いたように乱れさわぎながら、たちまち物すごい沈滞の淵深く落ちて行くのだった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
雀のお宿の素峰子は昨日の朝から激しい胃痙攣で顔色が無かつた。
— 北原白秋 『日本ライン』 青空文庫
急性の胃痙攣である。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4