漬物石
つけものいし
名詞
標準
weight stone (placed on pickles)
文例 · 用例
背中の三角になった木馬に跨らせられて腰に荒縄を結び、その荒縄に一つ宛、漬物石を結び付けてダンダン数を殖やすのであったが、頭山も進藤も実に強かった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
俺は仕かたなく棚から摺鉢や片口などの重いものを、をろしてやつたり、漬物石をとつてやつたりしなければならなかつた。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
屍体の足元から少し離れて、漬物石程の大きな角の丸くなった炭塊が、血に濡れて黒く光りながら転っていた。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
それで母と妻とは上げ板の上にかなり大きな漬物石を上げておくことにした。
— 島木健作 『黒猫』 青空文庫
所が猫はその晩、その漬物石さえも恐らくは頭で突き上げて侵入したのである。
— 島木健作 『黒猫』 青空文庫
老画家の方からは幾度か招待をするが、和尚は漬物石のやうに黄ろい顔をして黙りこくつてゐる。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
早春の気まぐれ日和が私をあかぎれでいためる、漬物石を探しまはりつゝ、さて。
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
漬物石の代りには、一升徳利に水を詰めたのがよろしい、軽重自在、ぴつたりしてゐる。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
作例 · 標準
漬物石を重石にして、野菜をじっくり漬け込んだ。
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昔ながらの漬物作りには、大きな漬物石が使われる。
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漬物石の重さで、余分な水分が抜けていく。
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