危なげ
あぶなげ
形容動詞名詞
標準
seeming dangerous
文例 · 用例
二人は其の上の橋の、危なげに丸太を結つた欄干に背を靠せて列んだ。
— 石川啄木 『道』 青空文庫
どうにかしてやらなければどんなになるか解らないように危なげに見えた。
— 岡本かの子 『決闘場』 青空文庫
しかしながら、日々時々繰り返し、繰り返して、これを重ねる時には、少しずつ、少しずつ、思うようになり始めて、六・七メートルの間、十・二十メートル程は、危なげながらも漕げるようになる。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
あの兄弟子たちは 見あげるやうな恐ろしい高さを どうして危なげもなく 上手に渡れるんだらうね。
— 詩集(5)飛ぶ橇 『小熊秀雄全集-6』 青空文庫
そしてその次のレースの本命が若しも根拠に乏しく、危なげなものだとしか考察出来なければ兎も角、それが確実な本命であると信ずるならば、これは買うべきレースである。
— 菊池寛 『競馬の一日に就いて』 青空文庫
三十あはれ、さはうち鄙びたるいはけなき玉乘の子が危なげに足にあはせて、かすかにも彈き鳴らす※オロン彈きの少女。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
円筒形にランプ室の周囲を取り巻いた大きなガラス窓の、暗黒の外海に面したほうには、大きな穴があき、蜘蛛の巣のようなひびが八方にひろがり、その穴から冷たい海風がサッとガスを吹き込むと、危なげな蝋燭の火がジジッと焦立つ。
— 大阪圭吉 『灯台鬼』 青空文庫
「あの橋は、ブランコのやうにゆれるので、提灯の足どりが危なげね。
— 牧野信一 『舞踏会余話』 青空文庫
作例 · 標準
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