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此処に

ここに
副詞
1
標準
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文例 · 用例
のみならず、此処には、我が民謡の精神は実になみ/\としてゐて、これは、詩書を手にする程の人には最も直ちに、感じられる底のものである。
中原中也 宮沢賢治全集 青空文庫
此処に見られる感性は、古来「寒月」だの「寒鴉」だの「峯上の松」だのと云つて来た、純粋に我々のものである。
中原中也 宮沢賢治全集 青空文庫
それに猶、諸君も嫌ひではない冗舌は、此処に十分に按配されてをり、直き直きに抽象語を以てしなければ、かの「意味がない」と云つて嘯く、平盤な心情の人達のためには、十分哲学的学術的な言葉も此処には見出されるのである。
中原中也 宮沢賢治全集 青空文庫
まことにまことしやかな世間といふものが、自信を以て時に軽剽の罪を犯すのであつてみれば、それは、そのわけは此処にあるのである。
中原中也 青年青木三造 青空文庫
その後三十年、思へば「私の青春は嵐に過ぎなかつた、時々其処此処に陽の光のちらついた」、詩さながらではなかつたか。
――世の母びと達に捧ぐ―― 一つの境涯 青空文庫
此処に芸術は一頓挫した。
中原中也 生と歌 青空文庫
彼がかつて風流論を書き、風流生活、風流即芸術の茶道精神を唱導した所以も此処にあるし、句作を余技と認めながら、しかも余技に非ずと主張する二律反則の自己矛盾も、これによつて疑問なしに諒解できる。
俳人としての芥川龍之介と室生犀星 小説家の俳句 青空文庫
やゝ曇り初めし空に篁の色いよ/\深くして清く静かなる里のさまいとなつかしく、願わくば一度は此処にしばらくの仮りの庵を結んで篁の虫の声|小田の蛙の音にうき世の塵に汚れたる腸すゝがんなど思ううち汽車はいつしか上り坂にかゝりて両側の山迫り来る。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
作例 · 標準
我々の長年の研究成果を、此処に発表いたします。
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此処に記された誓いは、生涯変わることはありません。
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此処に集まった皆さんの協力があれば、困難も乗り越えられるはずだ。
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